【保護者の声】当塾を選んだ理由と子どもの変化について

 

塾選びで優先したことは「子供と塾の相性」でした。

 

自分で見て聞いてみなければわからないので、距離・費用など現実的に通塾可能な範囲で、ネット検索で上がってきやすい大手塾含め10か所以上体験して決めました。

 

10か所以上行ってみた塾の体験授業で感じた、この先生は子供の人格形成や成人後の未来にまで触れる、踏み込んだ関わり方をしていらっしゃること、そして娘と並走して、最後まであきらめないで指導してくださったことを何より感謝しています。

 

子供の人格形成や成人後の未来にまで触れる、踏み込んだ関わり方をしてくれているところがとても印象的だったのが決め手になりました。

 

 

 

 

・塾のシステムはシンプルです。合理的で融通が利くのは個人塾の良さだと思います。

  

小学6年生(未受験)、週7日で通っています。

 

むだな労力や時間が減らせるので、それを子どもと接する元気や時間に充てたり、たまに自分(親)の休息に充てています。

 

以下、いくつかのカテゴリに分けて、書いていきます。

 

<人格形成にまで関わってくれる>

<兄弟が同じ時間に通えて送迎がラク>

<他の習い事と両立しやすい>

<教室で起きている問題の解決が早い>

<休憩室も知的>

 

 

<人格形成にまで関わってくれる>

 

単に「受験を通せば塾の役割は終わり。あとは知らない。」とは考えていない塾だと思います。大人になってからの事や、人格形成まで踏み込んで指導を考えてくれています。

 

子ども一人ひとりに向き合って、人格形成にまで踏み込んで学習サポートをするには労力が必要です。正直そこは子育ての範疇・家庭の役割で、学習指導が仕事の塾の先生が関わらなくても、誰も文句は言わないと思います。

 

6年生になるまで学習サポートをしてきましたが、親子だからこその壁、加えて同性同士(子どもは女の子です。)の壁にぶつかりました。学習サポートから親子ゲンカを増やして、子どもの自己肯定感を下げては意味がないので、親は撤退しようと思い、塾を探しはじめました。

 

初回のヒアリングで子どもが今熱中していることを話し出した時に、先生が耳を傾けてくれていてとても嬉しかった覚えがあるのですが、たとえ勉強時間を圧迫していても、子どもが能動的に集中して試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいることがあれば、それを尊重してくれています。

 

教育と学習の両面から、子どもに関わろうとしているからなんだろうなあと感じました。

 

嫌でも教育と子育ての両方に関わらざるを得ないのが親なのですが、経験、能力、情報不足から迷ったり間違える事があります。そういう時に一緒に関わってくれることを一番感謝しています。 

 

 

<兄弟が同じ時間に通えて送迎がラク>

指導時間を学年や教科で分けていないので、よほど混雑していなければ兄弟で同じ時間に通えて送迎がラクです。一緒に通えるかは聞けば大丈夫です。

  

<他の習い事と両立しやすい>

通う時間も基本的に自由なので、他の習い事や子どものコンディションに合わせています。夕方以降のムダな待ち時間から睡眠時間を削らなくて済みます。 

 

<教室で起きている問題の解決が早い>

6年生の子どもが19時以降に通っていたとき「一日の疲れから集中力が落ちているので、少し早い時間帯にしてみませんか?」と提案&実行してもらったことがあります。代表の先生が子ども一人ひとりを直接指導されているので、問題点に気づいたタイミングで対処できることと、学年や教科で分けていないメリットだと思います。

  

<休憩室も知的>

休憩室の本やパズルのラインナップも考えられています。勉強の息抜きが読書や知能パズル。子どもたち、リフレッシュしつつ頭を使っています。でも押しつけがましい雰囲気ではないので安心感があります。

 

 

合理的な考え方が好きな方におすすめの塾ですが、それ以上に子どもの見守り方、向き合い方を真剣に考えている方におすすめの塾だと思います。

 

 

その後、中学校に進級し、受験までのストーリーも紹介します。

 

 

定期テストで5回連続で最高点、毎日10時間以上勉強するように

 

ジュエルプライドではNG行動とされている

 

・親が勉強を教える

・テスト勉強に付き合う

・良かれと思って教材を買う

 

を今までの子育てで、してしまっていました(よくある質問の記事でNGと書いてあります)。

 

その時は子どものためと信じていたのですが、不安・心配のあまりやってしまっていたので、今思うと「親の安心のため」にしていたのだと思います(じっといていると不安になるので、とりあえず何か行動を起こすことで安心感が得られた)。

 

先生がおっしゃる通り、結果として全て逆効果になっていました。

 

先生に相談してアドバイスをいただき、改善を試みようとしました(相談しているときの様子は、まるでカウンセラーの先生のようでした!)

 

先生は親の私を傷つけないよう、やんわりとアドバイスをしてくれていました。

 

しかしどうしても子どもへの愛情からくる甘やかしと、親が口や手を出した方が楽な面があるので、なかなか子どもへの干渉をやめられませんでした。

 

その結果、だんだん子どもの素行が悪くなっていき、学校や友達や家族とのトラブルも増えました。

 


 

「子どもにそういう行動をとらせてしまっているのは、親の甘やかしと干渉が原因」と、さすがに言葉を選びながらも、先生は私に注意してくれました。

 

・勉強への干渉は一切やめて、塾に丸投げする

・家でも勉強してほしかったら、家を勉強できる環境にして、親が勉強している姿を子どもに見本をとして見せ続ける

・どうしても勉強のチェックをしたかったら、ダメだしは一切しないで(それは塾の役目)、ほめて認めるだけに徹する。それができないならチェックをしてはいけない。

 

それでも自分の子育てのこだわりを手放すことや、やり方を変えるのに時間がかかってしまいましたが、先生に何度も相談させていただいたり、塾の先生の範疇を超えた丁寧な声かけや指導をしていただきました。

 

おかげでまず親が反省することができ、ホームページやいただいた資料など、塾からの要望を何度も読み返して徹底して守りました。その後は、厳しさをもって娘に接することができるようになりました。

 

変化が見えだしたのは受験生になったころからでした。

 

 

「これでは受験に間に合わない」と本人が実感し、まず指導時間帯の態度が変わりました。

 

自分から先生にその日の目標を宣言しに行ったり、達成できなかったときは言い訳しないで反省したり。

 

同時に家庭内でも変化が見られはじめ、姉妹げんかになったときは、ぐっとこらえて自分の悪いところを認めたり、妹のお世話をしたり、ご飯を作ってあげたり。

 

時々さぼることのあった部活にも熱心に取り組み、後輩に優しくお話したり、部活動の予定と塾の予定を自分で調整したり。

 

送迎の私の負担を考えて、また他の姉妹の予定と重ならないように、姉妹をあつめて送迎タイムテーブルの取りまとめをしてくれたり。

 

お迎えの時に間違えて他の家の娘を連れて帰ってきちゃったかなと思うような変化でした。

  

「反省や改善は、言葉ではなくて行動で示すように」というお話を頂いたのですが、指導時間帯の行動の変化が認められ、考えられないような変化で、受験や勉強を通して、ここまで精神的に大きく変化することができるとは思っていなかったので、とても驚いています。

 

その結果、自分を制御することが難しかった娘が、自分で自分を律することができるようになり、定期テストでは5回連続で最高点をとることができました。

 

 

学校説明会も自分の塾の予定と授業の予定、部活の予定、そして送迎が必要な時には私の仕事の予定を確認して自分で申し込みをし、ある朝娘の作ったスケジュール一覧表がキッチンに置いておいてありました。

 

夏休みは自分から学習計画を立て、毎日10時間以上勉強するようになりました。

 

朝8時から夜19時まで、途中1時間の休憩も自分で計画して勉強しています。

 

お昼に食べるお弁当も毎朝自分で作っています。頼まれると夏休み中の妹のぶんのお弁当も作ってくれます。「お昼ごはんを食べすぎると午後眠くなる。」と量も調節しています。

 

塾が終わって帰る途中、スーパーに寄って翌日の食材を買って帰ります。帰宅すると自分のお弁当箱を食洗器に入れ、朝はきれいになった他の食器も片付けてからお弁当を作るのが習慣です。

 

私のこの子へのサポートは、送迎するだけになりました。

 

そして今では私の時間や気持ちに余裕が生まれ、ずっと好きだった音楽、読書、英語の勉強を楽しむことまでできるようになりました

 


 

以下柏倉解説

  

 

このお母様は真面目で心が優しい方で、どうしてもお子様を手助けてしまい、厳しさをもってお子様に接することが苦手でした。

 

今の状態になるまでに3年かかってしまいましたが、ご自身の苦手と真摯に向き合い、しっかり改善の努力をされたからこそのお子様の素晴らしい変化だと思います。

 

勉強の干渉どころか、勉強のチェックすら一切しなくなり、そのエネルギーを自分に向けていただきました(それも努力が必要なことです)。  

 

その結果、受験期に間に合い、定期テストで5回連続で最高点、毎日10時間以上勉強するようになったのです。

 

もともとお子様への生活力における躾は徹底しておられたので、お子様の精神的な成長も相まって、勉強だけでなく家族のためのお手伝いなども積極的にやるようになったのだと思います(勉強面で自立していると、他の面でも自立するのはよくあることです)。

 

・親が勉強を教える

・テスト勉強に付き合う

・良かれと思って教材を買う

 

冒頭の3つのNG(もちろん他にもあるのですが、ワースト3というと分かりやすいでしょうか)をしてしまうと、依存型・受身型の学習態度になり、自立教育を目指す当塾と正反対の教育となります(言い方がきつく感じるかもしれませんが、親が子どもの自立を邪魔してしまっている状態)。

 

ちなみに「家でも勉強してほしかったら、家を勉強できる環境にして、親が勉強している姿を子どもに見本をとして見せ続ける」という文章がありましたが、塾に加えて家でも勉強してほしかったらという話です。勉強は塾で全てやってしまえばいいというのが塾の方針です。家でも自主的に勉強できているお子様であれば、そのままで大丈夫です。

 

お子様の変化が早いご家庭ほどお子様への勉強の干渉を、入塾後すぐにやめています(子どもが勉強で壁に当たったとしても「塾で先生に聞きなさい」で終わり)。

 

お子様への勉強の干渉をやめられないご家庭は、通常数週間~数か月で改善するところが、半年、1年、場合によっては数年かかってしまうことをご理解ください

 

この生徒はなんとか間に合いましたが、改善不可となる場合もあります(干渉や甘やかしや厳しすぎる関わりをし続け、子どもが勉強を大嫌いになってしまった場合など)。

 

自分がしてきた過去の子育てに向き合うことは、しんどい作業なのは分かっていましたが、最終的には皆様に希望を与えるような内容でしたので、お願いして書いていただきました。参考にしていただけますと幸いです。

 

 

↑2024夏休みの総勉強時間と勉強教材(私が預かっている教材もあるので、これでも一部)です。